【特集】AI分析「対話の要点抽出機能」のアップデート
AI分析「対話の要点抽出機能」のアップデート
AI分析「対話の要点抽出機能」は、音声認識した対話を自動で要約し、重要なポイントを抽出する機能です。この機能により、ファシリテーターや書記の負担が軽減され、可視化に費やしていた時間を削減し、本質的な議論に集中する時間を確保できます。
今回、このAI分析機能をアップデートしたので、アップデートのポイントと具体的な利用シーンについてご紹介します!
アップデートのポイント
① 分析結果がより具体的に
対話中の発言が、より高い解像度で再現されるようになりました。これにより、発言を具体的に振り返ることができます。具体的な発言の振り返りは、その後のアクションアイテムの決定や対話の振り返りに役立ちます。
② 対話分析の一覧性が向上
AI分析結果は、トピックと詳細の形で表示されます。詳細欄は展開と折りたたみが可能で、折りたたむことで重要なポイントを素早く確認でき、対話全体の概要を一目で把握できます。さらに、必要に応じて詳細欄を展開すれば、対話の細部まで振り返ることができます。
③ 利用シーンに合わせた分析結果の活用
AI分析された内容を、トピックと詳細のまとまりとしてワークスペースに簡単に配置できます。情報量を多く残しておきたい場合に効果的です。トピックと重要な詳細項目にはイラストが自動で配置されるので、振り返る際に直感的に内容を理解できます。
さらに、具体性の高い詳細項目のみをピンポイントにワークスペースに配置することができるので、情報量を落として簡潔にまとめたいシーンでも活躍します。
まとまりでの配置と、詳細項目のみのピンポイント配置を使い分けることで、利用シーンに合わせた対話の振り返りが可能になります。
利用シーン
対話の場でリアルタイムに振り返る
1. ブレスト型会議 : アイディアの抜け漏れを防ぎ、対話のプロセスも残す
ブレストで盛り上がってしまい、ついついアイディアを残すのを忘れてしまったということはありませんか?AI分析を使えばアイディアの抜け漏れを防ぐことができます。
AI分析を活用したブレスト型会議の進め方を紹介します。
Step1 : アイディアの洗い出し
設定されたお題に対して、自由に対話しながらアイディアを出します。AI分析を使うことで、対話のなかで出てきたアイディアを可視化します。
対話が盛り上がってメモをしていなくてもAIが自動でアイディアを拾ってくれるので安心です。
Step2 : お気に入りのアイディアを選択
各自のお気に入りのアイディアをイラストで強調します。イラストの集まりで注目度が一目でわかります。
Step3 : アイディアの精緻化
アイディア同士を比較したり、アイディアスケッチで具体化したり。特に、イラストを使ったアイディアスケッチは、ピグリフの特徴を活かして、だれでも簡単に絵を描けるのでおすすめです。
AI分析を使うと自動でアイディアを残してくれるので、アイディア出しの対話が盛り上がっても安心して対話に集中できます。また、アイディア自体だけでなく、アイディアの効果やアイディアに至るまでのプロセスも残されるので、解像度の高い振り返りや、他の人への共有に活用することができます。
2. 対話型組織開発 : 組織メンバー間でビジョンを揃え、個人業務へ結びつける
組織内のメンバー同士の対話の場でも、AI分析を活用できます。
例えば、組織として活動する上で、上位方針を踏まえたビジョンの共有が重要です。そんなビジョンの共有のための対話や、メンバー個々の想いを話す場で、AI分析が自動で対話を記録してくれるので、全員が対話に集中できます。
先ほどのブレスト型会議の例と同様に、対話のまとめの際には、AI分析が抽出した具体的な意見を振り返り、チームとして重視する点を整理することで、メンバー間での認識を一致させることができます。まとめた内容は、ピグリフ上や画像でいつでも見返すことができるので、各メンバーが持ち帰り、自身の目標を設定する際にも有効です。ピグリフを使うことで、対話の場と個人の目標設定をシームレスに繋げることができます。
3. 対話型ワークショップ : グループ対話を振り返り、円滑な合意形成をサポート
対話型ワークショップのグループワークでは、テーマに沿って自由に話したり、グループメンバーで一緒に何か成果物を作ることがあります。そんなグループワーク中の対話も、AI分析機能で要点を抽出することが可能です。
こちらもブレスト型会議の例と同様に、グループワークの節目やまとめの段階でAI分析が抽出した具体的な意見を振り返り、グループとしての重要ポイントをイラストや色で強調することで、グループメンバーの認識を揃えることができます。AI分析を使ってグループ対話を振り返ることで、グループの円滑な合意形成を助けます。
4. 課題解決型会議 : アイディアの構造化を助け、多角的な視点から解決
これまでの例とは少し違うAI分析の活用として、課題解決型会議での活用例を紹介します。ぜひ課題解決型会議のファシリテートをする際はお試しください。
Step1 : 課題解決アイディアの問いかけ&AI分析の可視化
対話の参加者に課題解決のための意見を問いかけ、AIで要点を抽出します。
さらに、他の参加者からのアイディアもAI分析で順次可視化することで、広くアイディアを集めることができます。
Step2:アイディアの構造化
集まったアイディアを構造化することで整理が進みます。AI分析によるグルーピングをそのまま利用してもいいですし、そこから樹形図をつくるなども効果的です。
構造化することで、アイディアの抜けが明確になり、アイディアの追加や深堀がしやすくなります。
Step3:アクションアイテム化
アイディアの比較や課題の重要度を考慮し、優先的に着手するアイディアと担当者を決定していきます。
また、スケジュールへの落とし込みも可能で、ピグリフを使えば話しながら要素を追加したり組み替えたりするなど、自由度の高いスケジュール検討ができます。
このようなStepでAI分析を活用して課題解決型会議を進めることで、多角的な視点からの課題解決をサポートします。
対話後にまとめを作る
AI分析による対話要点の抽出結果を使い、簡単に対話のまとめを作ることができます。
ピグリフを使った議事録は、読んだ人の理解を助け、議事録内容の理解にかかる時間を45%削減するという評価結果が得られています。
1. 議事録風まとめ
ピグリフでは、議事録風のまとめを作れるテンプレートをご用意しています。
ルーム左側のツールバーからテンプレートを選択し、「議事録」テンプレートをワークスペースに配置します。あとは、フォーマットに合わせてAI分析の結果を載せていくだけです。イラストを添えることで、味気ない議事録よりも視覚的に惹きつける議事録を作成できます。
2. グラレコ風まとめ
ピグリフなら、専門スキルが必要とされるグラフィックレコーディングを作成することができます。
テンプレート「グラレコAI分析」のフォーマットに合わせて、AI分析の結果を載せていくだけで、配布された人の参加意欲が高まる魅力的なグラレコ風のまとめを簡単に作成できます。
テンプレートとAI分析を使ったグラレコ風まとめの作り方は、「テンプレートで簡単グラレコ」で詳しく紹介しております。
アップデートしたAI分析のポイントと具体的な利用シーンをご紹介しました。
新しいAI分析は、分析結果がより具体的になり、さらに対話の振り返りがしやすくなっていますので、皆さんもぜひ一度お試しいただければと思います。
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