ブレスト活用法~多様性理解編~
こんにちは!ピグリフわたなべです!
ピグリフを活用したブレインストーミング(ブレスト)について解説します。
"ブレスト"と一言に言っても、新規事業の企画アイディアを発散させたいのか、問題解決のための合意形成を行いたいのか、など、目的に応じてピグリフの使い方も多様です。
この記事では、"気づきを得るためのブレスト"に焦点を当て、アイディアを発散させ、意味付けを行うことを目的とした活用について解説します。
弊社ではダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンの取り組みが盛んで、"DEI"についての対話が職場やチームなど様々なシーンで活発に行われています。
そこで、今回は"多様性理解"を例に、ピグリフを活用してブレストをより効果的に進めるための方法についてご紹介します。
"気付きを得る"ためのブレストのポイント
- 個々人の多様な考えを引き出す
- 引き出した考えを共有し、共感する
- ジブンゴトとして考え、行動に移す
これらのポイントを達成するために、次のような手順で進めます。
全体の流れ
もちろんディスカッションの進め方に正解はありませんが、今回は"DEIについての対話"を例に、以下のような目的を設定して解説します。
サンプルテーマ:エクイティ対話
目的:インクルーシブな組織風土を醸成していくために、各人が感じている"○○づらさ"を共有し合い、自分だったらどんなことができるか考えてみる
全体を"課題出しパート"と"解決案出しパート"の2つにわけ、
導入→個人ワーク①→全体共用①→個人ワーク②→全体共用②→チェックアウト の流れで設計してみました。
それでは、実際の準備に移ります。
実践ポイント
事前準備のポイント
ピグリフは、堅苦しい準備不要でオンラインでもすぐにワイガヤな雰囲気を作ることができるのが特徴です。
事前準備はタイトルと可愛いイラストを添えるだけでOKです!
- 問いを身近なものに置き換える
- DEI/エクイティという単語を出すと難しく捉えてしまうので、答えやすい問いにする
- 例えば、"働きやすいと感じること" "働きづらいと感じること""とれそうなアクションは?"など
- 枠や付箋を用意する
- テンプレートを活用し、視覚的にわかりやすく準備する
- 「グラレコパーツ」「ブレインライティング」「付箋セット」あたりがおすすめです
- イラストを添える
- 話題に関連するイラストを配置し、視覚的なヒントを提供する
- 多面的な意見を出してもらいたい場合は、呼び水となるイラストや付箋を置いても◎
準備ができたら、画面中央上部の「共有リンクをコピー🔗」アイコンから、共有用URLを取得してください。
チャットやメールで共有し、ブラウザ(ChromeまたはEdge)でURLにアクセスして参加してもらうよう伝えてください。
ブレスト中のポイント
メンバーがアクセスできたら、ピグリフマイクをONしてもらうよう勧めてみてください。
- タイマーをセットして付箋ワーク
- 時間を決めることでメリハリのある時間を作ることができます
- 付箋から提案されるイラストから簡単に挿絵を添える
- タイピングで出てきた提案イラストから、何でもいいので1つ絵を添えるようにしましょう
- イラストが目印になって思い出しやすくなったり、他のメンバーがインスピレーションを得るきっかけにもなります
- 具体例やきっかけを交えて付箋を共有
- 付箋は短くまとめて、全体共有の際に口頭でまつわるエピソードをシェアしてください
- ファシリテーターが深掘り質問を加えるのも効果的です
- 聞きながら共感マークや相乗り意見を付箋化
- 聞いているひとは共感マークや相乗り意見を付箋に追加
- 右端のイラストリストからクイックに感情を表すイラストを選べます
- AI分析機能の活用
- 付箋以外で語ってもらった対話の内容は、「AI分析」タブから付箋のドラッグ&ドロップで追加可視化
- ディスカッションのプロセスを簡単に残せます
実際に組織での対話の様子はこんな感じです(動画)
事後レポートのポイント
- AI分析を「全て配置」で全貌可視化
- チェックアウトのコメントなど、参加者からの気付きやコメントをすべて可視化できます
- 画像をエクスポートしてレポートとして配布
- ディスカッションの結果をそのままグラフィカルなレポートとして配布
- 各自の職場に戻ってアクションに繋げたり振り返ったりするのに有効です
効果
このようにピグリフを使った対話型ブレストを行うことで、組織のコミュニケーションを活性化できます。
ワークとツールそれぞれの視点からポイントをおさらいします。
対話ワークの効果
- 多様な価値観を知る:一人ひとりが異なる価値観で働いていることを理解できる
- 他者理解の促進:普段一緒に働いているメンバーの知らなかった一面や「○○しづらい」を知ることで、他者理解が進む
- ポジティブな職場環境の構築:他の人が嬉しいと感じることを知ることで、共感が生まれ、職場の雰囲気が向上する
- イノベーションの創出:職場改善のみならず、新しいアイディアやイノベーションにつながることも
ピグリフの効果
- 直感的な理解の促進:イラストを積極的に添えることで、意見の直感的な理解・振り返りを促進し、温かみのあるポジティブな対話の場を作る
- 対話の記録と可視化:対話を音声認識で記録し、AI分析機能で重要な部分を自動抽出することで、全員が対話に集中でき、プロセスを可視化で残すことができる
- 共感と多様性理解の促進:共感やいいねをマークや表情イラストで表現することで、発言しやすい空気を作り、参加者同士の多様性理解が進む
- チェックアウトの可視化:チェックアウトも音声認識とAI分析で可視化を残せるので、持ち帰ってアクションに移したり振り返りができる
実際の参加者の感想・コメント
*普段はリモートワークの男性社員が「小さいお子さんがいるため急に外出の用事ができると調整が大変だ」と話してくれました。この話から、メンバーにフォローを頼める環境が大事だという話になりました!
*ある人が、普段リモートワークなので、いざ出社したときにどこに座って良いかわからず疎外感を感じると話してくれました。それを受けて、出社好きの人が「今日いますよ~」をさりげなく報告しようかなという提案に繋がりました!
応用展開
今回のような対話型ブレストは、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンに限らず、普段のコミュニケーションや職場改善にも有効です。
例えば、プロジェクトの振り返り・チームビルディング・新規事業のアイディア出しでは、図のような答えやすい問いを用意するだけでOKです!
共通してのポイント
・個人で考える時間と、参加者で共有する時間をそれぞれ設定すること
・対話から生まれた新たなアイディアや話の過程は"AI分析"で自動記録
を意識することで、より効果的にブレストを進めることができます!
ピグリフで気軽にコミュニケーションを是非試してみてください。
多様性に寛容な組織・社会を作るには、対話を通じてお互いの価値観を知り歩み寄るのが大切ですね。
企業やコミュニティの枠を越えて、コミュニケーションできる世界を、是非一緒に作っていきましょう!
ピグリフトライアルでお待ちしております!🐖